会社の研修、プレゼンの準備や本番など、なぜか自分だけ覚えが悪く困ったことはありませんか。
実はこれを書いている私も記憶力なく、かなり困っています。
覚えることに時間がかかる、または覚えが悪く人より時間を損している・・・。
ここままではマズいと思いこの書籍を読んでみました。
タイトルは「時間を無駄にしない記憶術」です。
こんな人は是非読んでください。
・ 記憶力が悪く、いろいろ困っている。
・ 読書は好きだが読む時間をかけたくない。
・ 時間をかけずに試験に合格したい。
・ 多くのタスクを忘れずに処理したい。
この本の著者
山口佐貴子さん
フォトリーディング シニア インストラクター
脳が記憶するしくみ
「快」があると脳が活性化
脳は、楽しくてたまらなかったときのことや会話の内容を、何十年たっても忘れません。
このように、「快適」「快感」の状態にすることが大切です。
例えば資格取得の場合。
資格試験に合格し、希望の会社に転職する!
など、
資格を取った前向きな未来を想像しながら勉強してみてください。
「快」の状態は、脳の側頭葉、側坐核、前頭葉などに影響し、やる気や学習能力に影響します。
短期記憶と長期記憶
せっかく時間をかけて本を読んでも、読み終わった後に何が書いてあったか覚えていますか?
忘れてしまっている場合、短期記憶にしか情報が入っていないからです。
短期記憶 = 秒単位の時間しか保持されない記憶
長期記憶 = 何年、何十年と長い期間覚えていることができる記憶
長期記憶に残す方法
・ 覚えようとする気持ちで記憶する
・ 「快」の状態で記憶する
・ 驚き、感動の感情で記憶する
・ 絵や写真のような視覚に訴えるような方法で記憶する
長期記憶に保存しやすい方法で勉強することが重要です。
一度に覚えられる時間は決まっている?
脳が集中できる時間は限界があります。
深く集中できる時間や、集中力の波があると言われており、15分単位といわれています。
集中力が切れてからでは記憶の質が落ちてしまいます。
疲れが限界に来る前に、休息するようにしましょう。
15分単位の休息を心がけてください。
人がもって生まれた記憶力に差はない
覚える、記憶すること = 思い出せる力
です。
思い出せる力とは、
「思い出すときの記憶の引き出し方が身についている」
ことです。
著者が実施した講座で、記憶の引き出し方等を勉強した受講生はこんな結果が出ているそうです。
・ 偏差値38 ⇒ 半年で偏差値55
・ 夜間大学の学力だった人が、1年で10%台の難関資格に合格。
・ 半年でTOEIC300点UP
もともと、頭の良い悪いは結果に関係ないそうです。
書籍の中では、多くの記憶の引き出し方が書かれています。
あっという間に本が頭に入る方法「フォトフォーカス」
限られた時間で差をつける「マインドマップ」
記憶の引き出し方がわかれば、頭の良い悪いは関係ない。
記憶力と時間の関係
早く本を読む。
勉強時間を短縮する。
など、時間を節約するテクニックは書籍の中でたくさんふれています。
しかし、伝えたい本質は次のことだと思いました。
書籍の中で、記憶することは「愛」だと言っています。
自分のことについて、細かく覚えてくれている人に対しては、
「私のことを大切に扱ってくれている」
と感じますね。
だから、記憶することは「愛」なんです。
家族や友人との約束
仕事相手との関係や、業務上の約束
約束を守る = 信頼
です。
約束や仕事を何度も忘れ信頼を失えば、その信頼を取り戻すために途方もない時間が必要になることを忘れてはいけません。
最後に
恥ずかしい話ではありますが、
私は仕事が忙しいあまり、大切な人の誕生日を忘れていたことがあります。
それは本当に後悔してもしきれません。
自分は絶対にそうならないし、記憶力は自信がある。
という方はこの書籍は必要ないと思います。
私のように記憶力を必要と感じている方は、この書籍を読み、
日々の生活を効率化するための記憶力や、信頼を積み上げるための記憶力を持つようにしましょう。
リンクを張っておきます。
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